ついた先は病院。 「お願いします」 夜の声でまたも馴染みの看護婦さんがやってきて、私を車椅子に乗せた。 立っていられなかった私をずっと支えてくれていた夜。 あんたがいなかったら私は倒れていたかもね。 いつもと同じ病室。 熱が出てきたんだろうか、頭がぼーっとする。