「私っ!あんたのこと、嫌い…だけど…心のなかでずっと傷ついてたんだ。 あんたが浮気をする度に傷ついてた」 私が傷ついてたのは浮気されたから? それとももっと他の理由…? そうだ。 私が傷ついてたのは、こいつのことが好きだからだ。 こんなときに気づくなんて遅すぎだよ。 だから夜に鈍感って呼ばれるんだ。 「なんで…なんでもっと大事にしてくるなかったの!? 私は…私はっ!うっ!」 怒鳴ろうとしたとき、突然頭痛が襲った。 そして、立っていられなくてその場に座り込む。