「話ってなに」 屋上に入った瞬間、不機嫌そうに私に聞いてくる陽輝。 とりあえず、私は目薬を拭く。 ヒリヒリ…。 「私たち付き合ってなかったの…?」 陽輝は当たり前だろ。 と言いたげだ。 「そ…か…。 なら別れるもなにもないね…。 でも、私は勝手に付き合ってた気になってたから、一応言っておくね。 さよなら…」