「はーるき!今日遊ぼー!」
タイミングがいいのか悪いのか、教室の入り口から女の子が叫んだ。
陽輝はその女の子を見て、優しく笑う。
なにその顔。私にはしたことないのに…
って、なに思ってんの私!
「なんかこいつが話あるらしいから、またあとで行く。」
怒りが頂点達しちゃうよー。
大人しい性格の私を怒らせないほうがいいんじゃないかな?
ほら、大人しい子ほど怒ると怖いとか言うじゃない?
まさに私の事でしょそれ。
「わかったー、早く来てね~」
こうしてようやく私たちは教室を出て屋上に行けることになった。
教室でやりたかった…。

