浮気って許せます?



「し、白波くん…。」


泣きそうな声で私は陽輝の名前を呼ぶ。


回りにいた男子が私を見てぎょっとしたようだ。


「なに」


あー腹立つ。


なんて思いながら、私はか細い声で、


「屋上…きて…。」


と言う。