「陽菜、トイレ行こ!」 「あと2分待って。」 まただ、この変な日課...。 陽菜は恋をしている。2年の桐谷 零に。 「見た目は100歩譲っていいとして、内面は噂によるとめっちゃ悪くてナヨナヨ...」 「柚菜、次その口開いたらぶっ殺す。」 「はいはい、恋は自由!」 そう。恋は自由である。 正直、陽菜がすごく羨ましい。 ちゃんと心から好きな人に出会えて...。