契約恋愛








「ま、どんまい!」





そういって、杏璃は私の背中を軽く叩いた。



「菜乃香なら、心配しなくたってすぐ友達できるから!
それに、なんかあったら3組来れば、私も亮太もいるから
心配ないって。」






「うん、仕方ない
これも運命だ。頑張る!」





3階まではすぐについた。




じゃ、また後でね!




そういう杏璃の背中がどんどん上に登っていく。
亮太も3組か、せっかく3人しか同じ中学じゃなかったのに、私だけクラス離れちゃったなー






少し寂しい。