梨々子はハッとして“うん”と言った。 浩志が居たから、きっと見入っていたのだろう。 私達はその場から逃げるように、本館へ向かった。 ――― 学校廻りも終わって、梨々子と部屋で休憩している。 入学式早々いろいろあって、疲れた。 できれば、静かに過ごしたいのに。 それにしても沖原くんの人気は可哀想なレベルだ。 「愛誓、夕飯1階に食べに行く?」