夢の世界へ


まさかの再開に驚いていたようだけれど、すぐに気まずそうな顔になる。

「柏田…」

梨々子は、中3の卒業式、浩志に告白した。

だけど、浩志は当たり前のように「ごめん。誰とも付き合う気は無いんだ」と断った。

断られた梨々子には、慰めても慰めても癒えないような深い傷を感じた。

それから春休みの終わりまでずっと暗かった。

だけど昨日、『高校生になったら気持ち切り替えて頑張る!』と言っていた。