宇宙の法則と
言うべきなのだろうか。



それとも


少女漫画のルールと
言うべきなのだろうか。










とにかく
この世の中には絶対に逆らえないものがあるらしい。








私は食パンをくわえて
家を飛び出した。



1つ言えるのは
走りながら食べるのは辛いということ。


もう1つ言うならば
食パンにもう少しジャムをぬるべきだったということ。







とにかく
私は走っていた。










あと少しで
パンを食べ終わる瞬間。


あと少しで
みんながいる通学路に着く瞬間。







事件は起きた。









私は
食パンをくわえてその角を曲がろうとした。