「未来花のバカ(*`Д´)ノ!!!」
と言って
走り去ろうとする。
が
もちろん腕を掴み止める。
離せと暴れるが
もちろん手を離すわけがない。
俺も男だし女の姫喜に
力で負けるはずがない。
…と
思っていた。
「うわっ」
あまりにも
手を振りほどこうとする力が強くて、
身体のバランスが崩れた。
そのせいで
彼女もバランスを崩す。
もちろん
怪我をさせたら大変なので
自分が下敷きになる。
倒れた俺の胸に
姫喜の頭が乗っかる。
細くて柔らかい髪から
ハチミツの香りがする。
まさか
こんなに力強いとは思いもしなかった。
「…大丈夫か?」
俺は起き上がりながら言った。


