とりあえず
キョロキョロしながらも歩くことにした。
たまに
女子に声をかけられるが少し微笑んだくらいで
倒れてしまう。
さて、
そろそろ真面目に探そうとしていたときだった。
俺の目の前に
1枚のチラシが目に入った。
なんてことない、
普通の手作りチラシ。
――2-A――
確か、
姫喜と空がいる教室だ。
二人が同じクラスなのは
風の噂で聞いていた。
俺は
2Aの教室に向かおうとする足を止めた。
行ってどうする?
「やあ、ひさしぶり」
ってあいさつでもすんのか?
てか、
ひさしぶりってこの前会ったばかりだし。
…姫喜。
この前、
あのあと。
俺はあの日からずっと
悩んだ。
もちろん、
姫喜が心配だった。
「あっ桐山くん。」
足の方向を変えた俺の背中に
声が触れた。


