切な 〜セツナ〜





あー言えばこー言うと言った感じで睨み合う。


「あたし、友達いないから。関わんないほうがいいよ」

「お前の友達の数とかどうでもいい。俺が一緒にいたい奴か、そうじゃない奴か。俺と友達になれ。お前に拒否権ないから。」


ポロっ…


「ん…?どーした?」


人前でなんか流したことなかった涙。


それが今は、ポロポロと溢れてくる。


「俺に、心開いてくれたって事だよな?」

「ふぇっ…」


あたしが小さく頷くと、翔くんはあたしの頭をそっとなでてくれた。


翔くん、全然不良なんかじゃないじゃん。
見た目はちょっとやんちゃだけど、童顔だし…すごく、優しいじゃん…。