切な 〜セツナ〜





その一言で、全身に電流が走った。


…あたしは、この人と仲良くしちゃいけない。


「仲良くなんて、しません。だから…あなたを名前で呼ぶ必要もありません。」

「い、とうさん…?」


前田くんは切なげな顔をした。


傷つけば、あたしを嫌いになってくれるはず。


「今後一切、あたしに話しかけないでください!」

「待ってよ!俺、何かした??」

「あ、あなたが嫌いなんですっ!」

「亜莉沙っ!」


――ドキッ


「俺は…好きだよ…」