あたしの真顔には何人も騙されてるから大丈夫。 バレない。 この人にはあたしの気持ちなんて分かんない。 平和な世界で、光を浴びて暮らしている人には…。 「あ、待って!名前、聞いてもいいかな?俺は2組の前田颯太。」 「1組の、伊藤亜莉沙。」 なんで死ぬはずが、自己紹介するハメになってるんだろう…。 「伊藤さん、またね!もう死ぬなんて、言わないでね…?」 前田くんは男子の中では背が低い方だから、顔が目の前にあってドキッとした。