翌日、授業の用意を持たずに学校に向かった。 家じゃ、すぐに見つかってしまうから。 まだ朝の5時。 誰もいない校舎に足を踏み入れ、まっさきに屋上へ歩いて行った。 足取りが重い。 「情けないなぁ…死ぬことすら怖いなんて………」 そう言って屋上のドアに手をかけた瞬間、誰かに勢いよく腕を引かれた。 「ひゃっ…」 階段から落ちそうになったあたしをその人はしっかりと受け止めた。