ああ~
昨日楽しかったな~
ぴぴちゃんとたくさん遊べたし、駿君とも一緒にいれたし
思い出しても顔がにやけちゃう
「桃…
顔が溶けてるよ」
『あ、鈴華~
あはよ~』
「昨日は楽しかった…みたいだね」
『えへへ~』
体がふわふわする
幸せすぎるとこんな気持ちになるんだね
「桜田さん?だっけ?
ちょっといい?」
『…成海…さん…』
ふわふわしてた体に重い物がどすんと落ちてきて地面に押さえつけられているように、
わたしの気持ちも一気に下がった
なんだろう…
またひどいこと言われるのかな…
わたしは思わず身構える
鈴華はそんなわたしの前に立ちはだかって、わたしのかわりに質問してくれた
「なんの用?」
「なに?誰?」
「桃の親友
岡崎鈴華よ」
「ふーん
まぁいいや
成海は桜田さんに用があるの
どいてくれる?」
「その前に、
わたしの質問に答えなさいよ
桃になんの用?」
「あなたには関係ないでしょ?」
二人の間にバチバチと火花が飛び散っている
ケンカになる前に、早く止めないと…
『あ、あの、鈴華
大丈夫だよ
成海さん、話をするだけでしょ?』
「ええ、そう」
わたしがそう言うと、成海さんは鈴華に向かってにやりと笑い、鈴華は成海さんを睨みながら悔しそうに唇を噛み締めた
ごめんね鈴華
ありがとう
「…話をするのはいいけど、
桃にまたなんか言ったら許さないから」
鈴華ー!
ありがとうー!
『えっと
話っていうのは…』
「ここじゃ目立つから
こっちきて」
えええ、すぐに終わらない話なの?
ふえぇ…
不安になってきた…
