いとこ?
『そうなんだ』
少しホッとした
いとこだったんだ
じゃああの親しい感じとか、駿君の優しい笑顔は、いとこだったからだったのかなぁ
「急でびっくりしたよな
不安にさせちゃったみたいでごめん」
駿君がわたしの頬に手を添える
いつもの駿君だ
わたしの知ってる優しい駿君の手だ
『よ、よかったぁ…』
わたしは安心して、さっきまですごく調子が悪かったのが嘘のように笑顔になった
「ごめんな、桃」
『ううん!
わたしこそごめんね!
駿君のこと少しでも疑っちゃって…』
駿君を疑ってた自分がバカみたい
駿君のこと大好きなら疑う必要なかったよね
はぁ…
でもよかったぁ…
いとこだったら大丈夫だよね
でも、わたしは後でこの考えがいかに浅はかだったかを思い知らされることになるなんて、このときは思いもしなかった
