しばらくして、唇が離れると、駿君は妖艶に微笑んだ
「真っ赤」
『っ…!
だ、だって!
急に、キ、キ、キスするんだもん!
誰だって真っ赤になるよ!』
「ははっ
かわいいなー桃は」
『か、からかわないでよ!』
「からかってないよ
本当にかわいいって思ってるよ」
へぇっ!?
そ、そこまではっきり言われると照れちゃうよ…
『そ…
それは…どうも…』
「ははっ
なんで敬語なの?」
目を細めて笑う駿君
もともとすごく綺麗な顔だから、そんな風に笑われたら心臓がもたないよ…
『駿君、こんなに遅くまでありがとう
明日もよろしくお願いします』
「ううん、全然大丈夫だよ
明日はみっちり仕込むからね
俺も鈴華と同じくらいスパルタだから、覚悟しててね」
『ええええ!?』
そ、そうなのか
がんばらなくちゃ…
「そうだ、忘れてた
桃、これあげる」
そう言うと、駿君はポケットの中からチョコを取り出した
「今日がんばったご褒美ね
あと、明日もがんばれるように」
『わぁっ!ありがとう!
駿君大好きっ!』
ってあれ?
わたし今、無意識に駿君に大好きって言った?
ひゃ、ひゃああああ!
今気づいたぁ!
や、やだ…
恥ずかしい…
「ぷふっ
本当にかわいいな
桃、ほら、もう寝たほうがいいよ」
『は、はぁい…』
駿君は、わたしの頭を撫でておでこにキスをした
「おやすみ桃」
『うん、ありがとう
おやすみ駿君』
おでこにキスされただけなのに、まだ胸がドキドキしてる
『このチョコ食べてみよう』
駿君からもらったチョコ
一粒食べると、甘さが口に広がる
『おいしいなぁ』
駿君がくれたからかな
いつもより甘く感じる
明日は、今日よりも問題解けるといいな
がんばろう!
『駿君ありがとー』
呟いて、わたしは眠りに落ちた
