あなたとのキョリ



「だーかーらー
違うって!ここはこの公式を使うの!」

『ひぃっ
ご、ごめんなさい!』

わたしは今鈴華のスパルタ勉強を受けています

鈴華怖いよー…

「ほら桃!
もう一問!」

『はっはいぃ』

えっと…
ん?
どうするんだっけ

「あ!
また間違えてる!
ここもさっきの公式だってば!」

『ごめんなさい〜!!』

わたしは思わずさっと駿君の後ろに隠れた

すると、駿君はわたしを隠してくれた

「こら!そこのバカップル!
勉強中にいちゃつかないの!
それから涼太!
あんたも少しは手伝いなさいよ!」

「ああ、わかったわかった」


やっぱり鈴華頭いいんだなぁ
それに比べてわたしは
はぁぁ…

「じゃあこうしよう!」

鈴華が何かひらめいたように人差し指を立てた

「一問解けるごとに、チョコあげる」

『チョコ食べたい!
がんばる!』

「ただし、
もし解けなかったら…

桃の大嫌いな心霊写真を一問間違えるごとに見せる!」

『そ、それだけはやめてー!!』

心霊写真見たくないよー!!

「じゃあ、がんばろうね
早速いくぞ!問の6!」

『う、うん!』

これは…
なんとしてでも答えなければ!


でも…
わからないー!
心霊写真見たくないー!!

「桃…」

『ひゃあっ!』

駿君?
突然耳元で囁くからびっくりしたよ

「ここは、
こうすると答えが出るよ」

『え?』

あ、できたぁ!!

駿君がこっそり解き方教えてくれたからだね!

駿君やっぱり優しいー!!

『鈴華!できたよ!』

「おっ、どれどれ?」

『どう?合ってる?』

駿君が教えてくれたから大丈夫だね!
駿君ありがとう!

「ざーんねーん、はずれ!
さぁ、お約束通り心霊写真を…」

『えっ!?』

うそ!?

駿君を見ると、
肩を震わせて笑っていた

だ、だましたなー!!
このいじわるー!!

「桃、見てこれ」

『なに…
って見せないでー!!』

「わかる?
ここに人の顔があるの…」

『見えない見えない
わからないー!!』

もー!!
みんなしていじわるするー!!

『もう知らない!』

みんなのことなんて知らないもん!
わたしは怒ったぞー!!

「桃?そんなこと言っていいの?
テスト、やばいんじゃないの?」

『あ…』

わたしの方が弱い立場なの、忘れてた

『…お願いします』

「よろしい」

くう〜
悔しいよ〜

わたしも頭がよかったらー!

でも、駿君のことは許さない!
謝っても、許してあげない!