「ん?桃どうした?」
『あ、あれ…
テストって…』
「ああ
テストか」
『なっ、なんでそんなに冷静なのー!』
テストか、って!
わたしにとっては緊急事態なのにー!
「ああ、テストかー」
「ほんとだ」
あとから入ってきた涼太と鈴華も冷静な顔して同じようなことを言った
な、なんだこの3人組は!
『鈴華
1年最後のテスト何位だった?』
「ん?あたし?
あたしは4位だったよ」
くっ…
『り、涼太は?』
「俺は6位」
二人して10位以内かー!!
頭いい人はいいなー!
はっ
駿君がいるじゃないか!
駿君は頭いいのかな?
『駿君は?』
「俺?
俺は2位」
『へっ?』
2位?
「すごっ!
駿って頭よかったんだー!」
「くっそ…
鈴華と駿に負けた…」
鈴華はキラキラした目で駿君を見て
涼太は悔しそうに頭を抱えている
わたしは放心状態
なんでわたしの周りってこう頭が良くて完璧な人ばっかりなんだろう
自分がとてつもなくちっぽけな存在に思えるよ…
「桃は?」
『ギクッ』
今までわたしが3人に聞いてたことだけど、今聞くと恐ろしい言葉だ
こんな3人を前にしてわたしの順位なんて言えないよー!!
「桃?
どうしたんだ?」
いつまでも答えないわたしを駿君が訝しげに見る
『い、言えないよっ!』
「なんで?」
『なんでって…』
だってわたし、半分より上とか下を行ったり来たりしてるくらいだから…
『うわああん!
もうおしまいだー!!』
テストなんてなんであるのー!?
しなくていいよー!!
「まぁまぁ桃
希望は少しあるみたいだよ」
き、希望なんて…
「黒板
よく見てみなよ」
黒板?
『あっ!』
「テスト」の下に、「一週間後」って
小さい文字で書いてある
『よっ、よかったー!』
その間に勉強すればいいんだ!
神様仏様一週間後さまー!!
「一週間の間に、
桃にみっちり勉強仕込めばいいんだから
がんばろうねー桃」
『は、はい…』
鈴華はにこにこしてるけど、やっぱり少し怖い笑顔
鈴華スパルタなんだよねー
教えてもらえるだけでもありがたいけど
「涼太!駿!
あんたたちも手伝ってね!」
「おう」
「え?なに?
桃ってそんなにやばいの?」
「「やばい」」
鈴華〜涼太〜
二人して口をそろえて言わないでよ〜
「じゃあ桃
がんばろうな」
『うん…
駿君ありがとう』
駿君がわたしの頭を撫でてくれた
ううう…駿君
巻き込んでごめんねー…
「じゃあ早速
今日から一週間みっちり勉強会よ!」
今日からかー
2年生になったばかりだから、きっと課題テストとかかな?
なんで一週間後にするかはよくわからないけど
でも今は一週間後にすごく感謝してる!
「学校終わったら、桃の家に集合!」
『え?でも
鈴華家遠いんじゃ…』
「大丈夫よ
あたし2人より早く帰るけど、あたしが帰った後もちゃんと勉強するのよ?」
『うん!
鈴華ありがとう〜!
大好き!』
「ふふっ
桃かわいー」
わたしが鈴華に抱きつくと、鈴華は駿君に勝ち誇ったかのような笑みを向けた
駿君は悔しそうな顔してる
なんで?
「よーし!
じゃあ、桃の勉強大作戦、決行!」
『おー!』
こんな3人に教えてもらえば、大丈夫だな!
わたしはいい友達を持ったよ!
『あ、あれ…
テストって…』
「ああ
テストか」
『なっ、なんでそんなに冷静なのー!』
テストか、って!
わたしにとっては緊急事態なのにー!
「ああ、テストかー」
「ほんとだ」
あとから入ってきた涼太と鈴華も冷静な顔して同じようなことを言った
な、なんだこの3人組は!
『鈴華
1年最後のテスト何位だった?』
「ん?あたし?
あたしは4位だったよ」
くっ…
『り、涼太は?』
「俺は6位」
二人して10位以内かー!!
頭いい人はいいなー!
はっ
駿君がいるじゃないか!
駿君は頭いいのかな?
『駿君は?』
「俺?
俺は2位」
『へっ?』
2位?
「すごっ!
駿って頭よかったんだー!」
「くっそ…
鈴華と駿に負けた…」
鈴華はキラキラした目で駿君を見て
涼太は悔しそうに頭を抱えている
わたしは放心状態
なんでわたしの周りってこう頭が良くて完璧な人ばっかりなんだろう
自分がとてつもなくちっぽけな存在に思えるよ…
「桃は?」
『ギクッ』
今までわたしが3人に聞いてたことだけど、今聞くと恐ろしい言葉だ
こんな3人を前にしてわたしの順位なんて言えないよー!!
「桃?
どうしたんだ?」
いつまでも答えないわたしを駿君が訝しげに見る
『い、言えないよっ!』
「なんで?」
『なんでって…』
だってわたし、半分より上とか下を行ったり来たりしてるくらいだから…
『うわああん!
もうおしまいだー!!』
テストなんてなんであるのー!?
しなくていいよー!!
「まぁまぁ桃
希望は少しあるみたいだよ」
き、希望なんて…
「黒板
よく見てみなよ」
黒板?
『あっ!』
「テスト」の下に、「一週間後」って
小さい文字で書いてある
『よっ、よかったー!』
その間に勉強すればいいんだ!
神様仏様一週間後さまー!!
「一週間の間に、
桃にみっちり勉強仕込めばいいんだから
がんばろうねー桃」
『は、はい…』
鈴華はにこにこしてるけど、やっぱり少し怖い笑顔
鈴華スパルタなんだよねー
教えてもらえるだけでもありがたいけど
「涼太!駿!
あんたたちも手伝ってね!」
「おう」
「え?なに?
桃ってそんなにやばいの?」
「「やばい」」
鈴華〜涼太〜
二人して口をそろえて言わないでよ〜
「じゃあ桃
がんばろうな」
『うん…
駿君ありがとう』
駿君がわたしの頭を撫でてくれた
ううう…駿君
巻き込んでごめんねー…
「じゃあ早速
今日から一週間みっちり勉強会よ!」
今日からかー
2年生になったばかりだから、きっと課題テストとかかな?
なんで一週間後にするかはよくわからないけど
でも今は一週間後にすごく感謝してる!
「学校終わったら、桃の家に集合!」
『え?でも
鈴華家遠いんじゃ…』
「大丈夫よ
あたし2人より早く帰るけど、あたしが帰った後もちゃんと勉強するのよ?」
『うん!
鈴華ありがとう〜!
大好き!』
「ふふっ
桃かわいー」
わたしが鈴華に抱きつくと、鈴華は駿君に勝ち誇ったかのような笑みを向けた
駿君は悔しそうな顔してる
なんで?
「よーし!
じゃあ、桃の勉強大作戦、決行!」
『おー!』
こんな3人に教えてもらえば、大丈夫だな!
わたしはいい友達を持ったよ!
