『やったぁ!!
駿君と同じクラスだよ!
涼太と鈴華も一緒だ!』
わたしは嬉しくて、思わず駿君に抱きついた
「ちょっと桃
こんなに人がいる前でイチャつかないでよ」
鈴華が呆れた顔でわたしを見た
イチャつかないでって…
どういう…
『あっ!!
ごっごめん!!』
こんなところで駿君に抱きつくなんて…
わたしったらなんてことを!
「ははっ
大丈夫だよ桃」
駿君がわたしの頭をぽんぽんなでた
『うう…
ごめんね駿君』
恥ずかしいよ〜…
うう〜…
「ほら、教室行こ」
『うん!』
わたしの大好きな駿君の笑顔
あれからしばらくして、わたし達は2年生になった
駿君の彼女になれて、幸せな毎日
『えへへ』
「ん?
どうした?桃」
『なんでもないよー』
「なんだそれ」
大好きな駿君と同じクラスだなんて、考えただけでも胸がワクワクする
でも、わたしがハッピーだったのもつかの間
新しい教室に入って最初に見えたのは、黒板に大きく書かれた「テスト」という文字
な…なんてことだ…
やばいよー!
わたし頭悪いのにー!
