教室に着くと、みんなが一時限目の準備をしていた。
あ、いつの間にかホームルーム終わってたんだ…
「あれ?
桃に鈴華、ホームルームサボってどこ
行ってたんだ?」
わたし達を見つけた涼太が駆け寄ってきた。
『ちょっとね…』
「ちょっとってなんだよ?
てか桃…
なんか目赤くないか?」
し、しまった…
泣いたの忘れてた…
「大丈夫か?
体調悪い訳じゃないよな?」
涼太がわたしの顔をのぞき込んできた。
ひゃあっ…
ち、近い近い…
恥ずかしいよ…
「ちょっと涼太近すぎだって。」
わたしが恥ずかしがっているのに気づいてくれた鈴華が、涼太の肩を押して少し離してくれた。
あ、ありがとう鈴華…
あのままだったら倒れてたかも…
「あっ、悪い」
『う、ううん。
大丈夫…』
本当は全然大丈夫じゃないけど…
少し顔を近づけられただけでもこんなにドキドキして顔が赤くなっちゃう。
恥ずかしいなぁ
恋愛が得意だったらいいのに…
「そういえば涼太
なんで今日桃と一緒に学校来なかった
のよ」
「え?ああ、
彼女ができたから、一緒に登校してき
たんだ。」
ズキン…
やっぱり胸が痛い…
ごめんね涼太…
わたし涼太を祝福も応援もできない…
こんな幼なじみでごめんね
わたし、最低だ…
「ふーん
こんなかわいい幼なじみを一人で登校
させたら、悪い虫がついちゃうよ?」
虫?
確かにわたし虫苦手だけど、今それは関係ないような…
「大丈夫だよ。
大切な桃に変な虫なんかついたら、俺
が許さないから。」
大切な桃…
嬉しい…
涼太に名前を呼ばれるだけでこんなに嬉しくなる。
わたし、やっぱり涼太のことが大好き…
「そう?
ならいいんだけど。
まぁ涼太がぶっ飛ばす前にわたしがぶ
っ飛ばすと思うけど」
ぶっ飛ばす!?
きれいな鈴華の口からそんな言葉が出てくるなんて…
虫相手にやりすぎなんじゃ…
「それで、
その彼女って誰?」
ドクン…
きた、いよいよ本題…
わたしは唇を噛んで目をギュッとつむった。
「ああ、
4組の相澤さんだよ。」
あ、いつの間にかホームルーム終わってたんだ…
「あれ?
桃に鈴華、ホームルームサボってどこ
行ってたんだ?」
わたし達を見つけた涼太が駆け寄ってきた。
『ちょっとね…』
「ちょっとってなんだよ?
てか桃…
なんか目赤くないか?」
し、しまった…
泣いたの忘れてた…
「大丈夫か?
体調悪い訳じゃないよな?」
涼太がわたしの顔をのぞき込んできた。
ひゃあっ…
ち、近い近い…
恥ずかしいよ…
「ちょっと涼太近すぎだって。」
わたしが恥ずかしがっているのに気づいてくれた鈴華が、涼太の肩を押して少し離してくれた。
あ、ありがとう鈴華…
あのままだったら倒れてたかも…
「あっ、悪い」
『う、ううん。
大丈夫…』
本当は全然大丈夫じゃないけど…
少し顔を近づけられただけでもこんなにドキドキして顔が赤くなっちゃう。
恥ずかしいなぁ
恋愛が得意だったらいいのに…
「そういえば涼太
なんで今日桃と一緒に学校来なかった
のよ」
「え?ああ、
彼女ができたから、一緒に登校してき
たんだ。」
ズキン…
やっぱり胸が痛い…
ごめんね涼太…
わたし涼太を祝福も応援もできない…
こんな幼なじみでごめんね
わたし、最低だ…
「ふーん
こんなかわいい幼なじみを一人で登校
させたら、悪い虫がついちゃうよ?」
虫?
確かにわたし虫苦手だけど、今それは関係ないような…
「大丈夫だよ。
大切な桃に変な虫なんかついたら、俺
が許さないから。」
大切な桃…
嬉しい…
涼太に名前を呼ばれるだけでこんなに嬉しくなる。
わたし、やっぱり涼太のことが大好き…
「そう?
ならいいんだけど。
まぁ涼太がぶっ飛ばす前にわたしがぶ
っ飛ばすと思うけど」
ぶっ飛ばす!?
きれいな鈴華の口からそんな言葉が出てくるなんて…
虫相手にやりすぎなんじゃ…
「それで、
その彼女って誰?」
ドクン…
きた、いよいよ本題…
わたしは唇を噛んで目をギュッとつむった。
「ああ、
4組の相澤さんだよ。」
