「あれ?桃
今日は涼太と来たんだ」
教室に着くと、鈴華が不思議そうな顔でわたし達を交互に見た
『うん
今日は、相澤さん委員会なんだって』
「ふーん
そうなんだー」
鈴華は涼太を怪しそうな顔で見た
『鈴華?
どうしたの?』
涼太まで気まずそうに目を逸らしてるし
「まぁいいや」
『う、うん?』
よくわからないけど、鈴華がそう言うならいいか
今朝は、駿君急いでるように見えたな
どうしたんだろ
あの日以来、全然駿君と話してないや
顔が見たいな
声を聞きたいな…
『はぁ…』
がんばろう
もっと
駿君のそばにいられるように…
