『行ってきます』
「いってらっしゃい」
わぁ〜
今日も天気いいな〜
天気がいいと、元気が出る
「あれ？桃？」
『え？』
思いっきり伸びをしていると、声がした
誰だかなんてすぐわかる
だって、いつも一緒にいたんだもん
『涼太
おはよう
今日は相澤さんと一緒じゃないの？』
涼太を見ても、もう胸は痛まない
わたし、涼太のこと吹っ切れたんだ
駿君のおかげだなぁ…
「おはよう
美乃里は今日委員会があって、朝早く行くから別々なんだ」
美乃里…
って相澤さんの下の名前だ
名前で呼び合うようになったんだね
仲良しなのはいいことだねぇ
『仲良しだね』
わたしはちょっとだけいじわるっぽい言い方をした
「べっ…
別に仲良くなんか…』
あ、やっぱり顔赤くなった
赤いと言えば…
駿君の信号！
『あははっ！』
思い出したらまた笑っちゃった
「な、なんだよ」
『なんでもないよー』
涼太と一緒に学校行くのなんて、いつぶりかな
懐かしい…
今は、相澤さんと仲良くして、幸せなんだろうな
よかった
涼太が笑顔でいてくれれば、わたしも嬉しい
幼なじみとして、涼太のこと一番応援するからね！
