あなたとのキョリ



彼と別れてからすぐに、わたしのありもしない噂が流れ始めた

「鈴華って、男の子をとっかえひっかえなんでしょ?」

「わたしは、何人も彼氏がいるって聞いたよー」

「えー
最低ー」

噂を流したのは、彼だった

噂のせいで、みんなわたしから離れていってしまった

「鈴華
おはよう!」

『桃…』

桃だけは
わたしの味方でいてくれた

桃がいなかったら、わたしは学校に来れなかったと思う


このときから、わたしは男の子が苦手になり、人を信じられなくなっていた

だから、わたしは二度と恋はできないと思う



桃には今、駿がいる

駿なら、桃を幸せにしてくれる


桃は、わたしの恩人
だから、大好きな桃にはわたしと同じ思いをしないで、
幸せになってほしいんだ


✻鈴華side end✻