「桃、急にどうしたの?
家に来て欲しいだなんて」
『遠いのにわざわざありがとう鈴華
ちょっと相談したいことがあって…』
「うん
なんでも話しなよ」
今日は日曜日
今月最後の日曜日
1人で悩んでても、考えがぐるぐるして
結局まとまらなかった
だから、鈴華に相談しようと思って、
今日は家に来てもらった
『昨日、駿君と出かけたんだけど…』
わたしが話し始めると、鈴華は真剣な顔で聞いてくれる
鈴華にはすごく相談しやすい
話が終わると、鈴華はなぜか怒っていた
「あいつめ〜
桃にいきなりキスしようとするなんて!
桃に変なことするなって言ったのに!」
『り、鈴華
落ち着いて?』
顔が怖くなってるよ〜
わたしがなだめると、鈴華の怒りはやっと収まった
「桃、あいつ…
駿にキスされそうになったとき、嫌だった?」
『え?』
…嫌じゃなかった
『急だったからびっくりして叩いちゃったけど、嫌じゃなかった…
むしろ、息ができないくらい、
ドキドキしてっ…』
近づいてきた駿君の色っぽい顔が、頭から離れない
思い出すだけで、顔が熱くなってくる
「じゃあ、駿と出かけて、
楽しかった?」
『すごく、楽しかった』
何もかも楽しかった
駿君の何気ない一つ一つの言葉で、嬉しくなった
「駿に抱きしめられると、安心するんでしょう?」
『うん…』
すっぽりとわたしを覆ってくれる駿君の力強い腕も、耳元で聞こえるいつもよりちょっと低い駿君の声も、全部がわたしを安心させてくれる
駿君に抱き締められると、心地がよくて
少しでも長くこのままでいたいなって思うの
家に来て欲しいだなんて」
『遠いのにわざわざありがとう鈴華
ちょっと相談したいことがあって…』
「うん
なんでも話しなよ」
今日は日曜日
今月最後の日曜日
1人で悩んでても、考えがぐるぐるして
結局まとまらなかった
だから、鈴華に相談しようと思って、
今日は家に来てもらった
『昨日、駿君と出かけたんだけど…』
わたしが話し始めると、鈴華は真剣な顔で聞いてくれる
鈴華にはすごく相談しやすい
話が終わると、鈴華はなぜか怒っていた
「あいつめ〜
桃にいきなりキスしようとするなんて!
桃に変なことするなって言ったのに!」
『り、鈴華
落ち着いて?』
顔が怖くなってるよ〜
わたしがなだめると、鈴華の怒りはやっと収まった
「桃、あいつ…
駿にキスされそうになったとき、嫌だった?」
『え?』
…嫌じゃなかった
『急だったからびっくりして叩いちゃったけど、嫌じゃなかった…
むしろ、息ができないくらい、
ドキドキしてっ…』
近づいてきた駿君の色っぽい顔が、頭から離れない
思い出すだけで、顔が熱くなってくる
「じゃあ、駿と出かけて、
楽しかった?」
『すごく、楽しかった』
何もかも楽しかった
駿君の何気ない一つ一つの言葉で、嬉しくなった
「駿に抱きしめられると、安心するんでしょう?」
『うん…』
すっぽりとわたしを覆ってくれる駿君の力強い腕も、耳元で聞こえるいつもよりちょっと低い駿君の声も、全部がわたしを安心させてくれる
駿君に抱き締められると、心地がよくて
少しでも長くこのままでいたいなって思うの
