「どうしたの?
桃、何かいいことあったの?」
『え!?
なんでわかったの!?』
す、すごい…
鈴華はなんでもお見通しだ
「ふふっ
だって、さっきからすごくにこにこしてるんだもん」
そ、そんなに顔にでてたかな
だってだって、子猫ちゃんに会えるんだもん!
「何がいいことあったの?」
『あのね、今日駿君家に行くんだ〜』
「え!?
駿君家!?
桃、大丈夫なの?」
鈴華はもともと大きな目をもっと大きくして、急に身を乗り出してきた
『?
大丈夫って何が?』
子猫ちゃんに引っかかれないかってことかな?
大丈夫だとは思うんだけど
「だって
桃のことを好きな人の家に行くんだよ?
大丈夫なの?」
あ〜そういうことか!
なるほどなるほど
『大丈夫!
返事はゆっくりでいいって言われたから!』
こういうことだよね?
「違う…
そうじゃなくて」
鈴華ははぁっとため息をついた
も〜、この前から鈴華ははっきり教えてくれない
わたしがぷく〜っと頬を膨らませると、
鈴華は呆れたように笑った
また笑われた
「まぁ、
桃がその様子じゃ、大丈夫か」
鈴華はわたしの頭を撫でた
鈴華はわたしの頭を撫でるのが好きなのかな
鈴華より20cmくらい小さいから、撫でやすい高さなのかも
「ところで、
駿君家に何しに行くの?」
『あ、えっとねー
子猫ちゃんを見に行くの!』
鈴華とは中1から仲がいいから、この子猫ちゃんの話を知ってる
「子猫ちゃんって…
わたしたちが中3の頃に桃の家の近くに捨てられてた子猫のこと?
でも、あの子は…」
鈴華は少し悲しそうな顔をした
鈴華とは家が離れてるから、子猫ちゃんを直接見ることはできなかったけど、わたしが何枚も撮った写真を見せていたから、鈴華も子猫ちゃんのことを大好きだったの
だからあのときは…
鈴華も大泣きしてた
『それがね!
駿君家で飼ってるんだって!』
鈴華はパァァァって効果音がつくくらい笑顔になった
よかったよね鈴華!
子猫ちゃん、今は駿君の家で可愛がってもらってるんだって
「そっか
よかった!」
鈴華もとても嬉しそう
そうだ!
『ねぇ鈴華!
鈴華も一緒に駿君家行こうよ!』
「え!?
で、でも…」
『駿君優しいから、きっといいよって言ってくれるよ!
だから行こうよ!』
「え?
あー…」
鈴華が戸惑ってる
あ、そっか!
家が離れてるから、帰りどうしようか悩んでるのか
『明日はちょうど土曜日だし、わたしの家に泊まっていきなよ!』
「えっとー…
んー…
でも邪魔しちゃうし…」
『全然邪魔じゃないよ!
鈴華も子猫ちゃんに会いたいでしょ?
だったら行こうよ!』
鈴華遠慮しなくていいのにー
「あ、き、今日、
用事あるんだった
だから、また今度、ね?」
『えー
そっかぁ…
用事があるなら仕方ないね
また今度絶対行こうね』
残念だなぁ
鈴華に子猫ちゃん見せたかった…
「うん
ごめんね?桃
放課後、楽しんでおいで」
『うん
また写真送るね』
「ありがとう」
そして、鈴華はまたわたしの頭を撫でた
桃、何かいいことあったの?」
『え!?
なんでわかったの!?』
す、すごい…
鈴華はなんでもお見通しだ
「ふふっ
だって、さっきからすごくにこにこしてるんだもん」
そ、そんなに顔にでてたかな
だってだって、子猫ちゃんに会えるんだもん!
「何がいいことあったの?」
『あのね、今日駿君家に行くんだ〜』
「え!?
駿君家!?
桃、大丈夫なの?」
鈴華はもともと大きな目をもっと大きくして、急に身を乗り出してきた
『?
大丈夫って何が?』
子猫ちゃんに引っかかれないかってことかな?
大丈夫だとは思うんだけど
「だって
桃のことを好きな人の家に行くんだよ?
大丈夫なの?」
あ〜そういうことか!
なるほどなるほど
『大丈夫!
返事はゆっくりでいいって言われたから!』
こういうことだよね?
「違う…
そうじゃなくて」
鈴華ははぁっとため息をついた
も〜、この前から鈴華ははっきり教えてくれない
わたしがぷく〜っと頬を膨らませると、
鈴華は呆れたように笑った
また笑われた
「まぁ、
桃がその様子じゃ、大丈夫か」
鈴華はわたしの頭を撫でた
鈴華はわたしの頭を撫でるのが好きなのかな
鈴華より20cmくらい小さいから、撫でやすい高さなのかも
「ところで、
駿君家に何しに行くの?」
『あ、えっとねー
子猫ちゃんを見に行くの!』
鈴華とは中1から仲がいいから、この子猫ちゃんの話を知ってる
「子猫ちゃんって…
わたしたちが中3の頃に桃の家の近くに捨てられてた子猫のこと?
でも、あの子は…」
鈴華は少し悲しそうな顔をした
鈴華とは家が離れてるから、子猫ちゃんを直接見ることはできなかったけど、わたしが何枚も撮った写真を見せていたから、鈴華も子猫ちゃんのことを大好きだったの
だからあのときは…
鈴華も大泣きしてた
『それがね!
駿君家で飼ってるんだって!』
鈴華はパァァァって効果音がつくくらい笑顔になった
よかったよね鈴華!
子猫ちゃん、今は駿君の家で可愛がってもらってるんだって
「そっか
よかった!」
鈴華もとても嬉しそう
そうだ!
『ねぇ鈴華!
鈴華も一緒に駿君家行こうよ!』
「え!?
で、でも…」
『駿君優しいから、きっといいよって言ってくれるよ!
だから行こうよ!』
「え?
あー…」
鈴華が戸惑ってる
あ、そっか!
家が離れてるから、帰りどうしようか悩んでるのか
『明日はちょうど土曜日だし、わたしの家に泊まっていきなよ!』
「えっとー…
んー…
でも邪魔しちゃうし…」
『全然邪魔じゃないよ!
鈴華も子猫ちゃんに会いたいでしょ?
だったら行こうよ!』
鈴華遠慮しなくていいのにー
「あ、き、今日、
用事あるんだった
だから、また今度、ね?」
『えー
そっかぁ…
用事があるなら仕方ないね
また今度絶対行こうね』
残念だなぁ
鈴華に子猫ちゃん見せたかった…
「うん
ごめんね?桃
放課後、楽しんでおいで」
『うん
また写真送るね』
「ありがとう」
そして、鈴華はまたわたしの頭を撫でた
