「その女の子が
桃だよ」
そうだったんだ…
そのときのことは、嫌なほど鮮明に覚えてる
ダンボールに入ってた子猫に出会った
お母さんが、猫アレルギーだから、家では飼えなくて
毎日遊びにきて、ごはんをあげてた
でも…
あのとき、インフルエンザになって…
『わたし…
子猫を守れなかった…』
今思い出しても悔しい
子猫ちゃん…
ごめんね
「子猫なら、大丈夫だよ」
『え?でも』
子猫ちゃんは…
「あの子猫、うちで飼ってるんだ」
『え?今、なんて…』
「うちで飼ってる
今はもう大きくなって、元気に暮らしてるよ」
子猫ちゃん!
よかった!よかった!!
『駿君、助けてくれたんだ!』
「桃がこない間、寂しそうにしてる子猫をほっとけなかったんだ
だから、うちに連れて帰ったんだよ
あのとき…
すぐに言わなくてごめん…」
謝ることなんてないよ
だって、駿君は、子猫ちゃんの命の恩人なんだもん
『ありがとう、駿君
本当にありがとう!!』
すると、駿君は少し遠慮気味に口を開いた
「今日、
見に来る?」
子猫ちゃんをってことだよね?
『うん!見たい!
行っていいの?』
大きくなった子猫ちゃん、どんなかなぁ
楽しみ!
「よかった
じゃあ、放課後迎えに行くね」
駿君はホッとしたように笑うと、
子猫ちゃんのことをいろいろ話してくれた
ああ〜
放課後楽しみ!
早く放課後にならないかな〜
桃だよ」
そうだったんだ…
そのときのことは、嫌なほど鮮明に覚えてる
ダンボールに入ってた子猫に出会った
お母さんが、猫アレルギーだから、家では飼えなくて
毎日遊びにきて、ごはんをあげてた
でも…
あのとき、インフルエンザになって…
『わたし…
子猫を守れなかった…』
今思い出しても悔しい
子猫ちゃん…
ごめんね
「子猫なら、大丈夫だよ」
『え?でも』
子猫ちゃんは…
「あの子猫、うちで飼ってるんだ」
『え?今、なんて…』
「うちで飼ってる
今はもう大きくなって、元気に暮らしてるよ」
子猫ちゃん!
よかった!よかった!!
『駿君、助けてくれたんだ!』
「桃がこない間、寂しそうにしてる子猫をほっとけなかったんだ
だから、うちに連れて帰ったんだよ
あのとき…
すぐに言わなくてごめん…」
謝ることなんてないよ
だって、駿君は、子猫ちゃんの命の恩人なんだもん
『ありがとう、駿君
本当にありがとう!!』
すると、駿君は少し遠慮気味に口を開いた
「今日、
見に来る?」
子猫ちゃんをってことだよね?
『うん!見たい!
行っていいの?』
大きくなった子猫ちゃん、どんなかなぁ
楽しみ!
「よかった
じゃあ、放課後迎えに行くね」
駿君はホッとしたように笑うと、
子猫ちゃんのことをいろいろ話してくれた
ああ〜
放課後楽しみ!
早く放課後にならないかな〜
