あなたとのキョリ


〜大人になった2人〜

『忘れてた!
今日バレンタインだ!』

今日はチョコ買っていく人多いなーってのんきに考えてたら、今日バレンタインだよ!


あわわわ
どうしよう…

まだ何も準備してないよー!
わたしのばかばかー!


『ううぅ…』

憂鬱な気持ちで家へ帰る

どうしよう…

駿は優しいから、明日でも許してくれるかもしれないけど…
バレンタインにチョコを渡すから意味があるのに…

『ただいまぁー…』

「おう、桃
おかえり」

家に入ると、駿とぴぴちゃんがリビングから顔を出した

「ちょうどよかった
桃、少し手伝って」

『ふぇ?何を…
わああぁ!チョコの山!』

テーブルの上にあるチョコの山

こ、こんなにたくさん…

『ど、どうしたのこれ!?』

「生徒と、先生がくれた」

『そ、そうなんだ…』

こんなにたくさんあるなら、
わたしのはいらないかな…

でも、ちゃんと謝らなきゃな…

『駿、ごめんね
実は、今日バレンタインってこと忘れてて…
チョコ準備できてなくて…』

駿君の顔をちらっと見ると、
しょんぼりしていた

はわわわわ
駿しょんぼりしてる!

ど、どうしよう…

『ご、ごめん!』

「いや、大丈夫
ものすごくショックだっただけだから」

うっ…

『お、おわびに何かすることは…』

「なんでもいいの?」

『わたしができることなら!』

そう言うと、駿はにやりと笑った

「じゃあ桃からキスして」

『ふええぇっ!?』

わ、わわ、わたしから!?

『む、無理だよー…』

「なんでもするって言ったじゃん」

『言ったけど…』