✼鈴華 side✼
〜高校〜
『う〜ん…』
なんだかモヤモヤする…
篤史と付き合うようになって1ヶ月が経った
篤史のクラスに遊びに行くと、必ず篤史の周りには女の子たちがいる
篤史もだんだん話すのが苦手じゃなくなって、女の子たちに笑顔で接している
わたしが、もっと人と話したら?って言ったのに…
モヤモヤして仕方ない…
「鈴華?どうした?」
『へっ?あ、な、なに?』
「いや、ぼーっとしてたけど大丈夫?」
『あ、うん
大丈夫…』
さっきのことを思い出していたから
ぼーっとしてたんだ…
だめだめ!
今篤史と帰ってるんだから、ちゃんと集中しなきゃ!
『そういえば、篤史
この頃よく女の子と話してるね』
「ん?うん」
あ…
な、なんでわざわざ自分からこの話題出すのよ!
落ち着けわたし!
『けっこう
嬉しかったりするんじゃない?』
わぁぁもう…
さっきから何言ってるの!
「んー…
確かに話しかけてもらえるのはありがたいけど、俺が、話せて嬉しいって思うのは、鈴華だけだよ」
『え?』
顔に熱が集まってきて
それを見られないためにうつむいた
あ、こんなんだからいけないんだ…
ちゃんと、桃みたいに素直にならなくちゃ…
