ゆっくりと唇が離れる
え?
い、今、キスした!?
ひゃぁぁぁ!!
わたしの思考回路は完全に停止
い、いきなりはずるいよー!!
そんなわたしにはおかまいなしに、駿君がさらに続ける
「今日の桃…
可愛すぎ…」
『ふえぇっ!?』
な、な、なんて?
か、かわ!?
「俺のためにこんなにおしゃれしてくれたって思うと、嬉しすぎて」
『ま、ままま待って…』
これ以上は心臓がもたない…
「だから、似合わないとか全然思ってないし、むしろ、すっげーかわいい」
『は、はわ、えと、
お褒めのお言葉まことにありがとうございます…?』
は、恥ずかしい
恥ずかしいよー!
わたし、多分いま顔真っ赤だ…
だって、
た、確かにわたし、もっと他に言って欲しいなーって思ったよ?
で、でも、駿君の言葉が嬉しいと同時に恥ずかしすぎてどうしたらいいかわからないよー!
「そのリップ、なんていう色?」
『は、はいっ
えっと、これはですね、ベビーピンクという色でして…』
「ふーん
綺麗な色だな」
『は、はいぃ
わ、わたくしもですね、た、大変お気に入りでですね…』
なんかもうさっきから何言ってるかわからなくなってきた…
日本語がめちゃくちゃだー!
「ははっ、桃焦りすぎだし!」
『だ、だだだって!
しゅ、駿君が急にああいうこと言うからー!』
駿君をポカポカ叩くと、駿君は手を掴みそのままわたしを壁へと押し付けた
駿君がわたしをまっすぐに見つめて
優しく顎を持ち上げた
そして
駿君の綺麗な顔がだんだん近づいてきて
再び唇が重なった
