イジワル彼氏の不器用な素顔




1年の3学期終わり。



幼なじみの響と一緒に中庭にいた時のことだ。



「ねーねー、今度さ~マユミちゃん達と合コンやるんだけど、叶真も来いって」



「はぁ? 行かねぇって言ってんだろ。

俺はそんな暇ねぇの。行きたいならおまえひとりで行けよ」



「え~!? 叶真がいた方が盛り上がるんだって!

たまにはいいじゃん! 女の子に癒されようよ」



コイツの能天気さがたまに腹立つ時があんだよな。



俺の家庭事情をわかっていながら、こういうことを言ってくる響。



「悪いけど、響みたいに暇じゃないんで俺は」



「マジかよー。マユミちゃんになんて言おう」



そんなもん知るかよ。



どうせコイツのことだから、マユミとかいう女に頼まれたんだろうけど、俺が行かないこと知ってんだろ。



もうそういうことはしねぇって決めたんだよ。



それでもまだ粘ってくる響をシカトしてると、校舎裏の隅で男1人に対して女2人っていう奇妙な組み合わせの男女に出会った。