イジワル彼氏の不器用な素顔




自分がカッコイイって言われるよりも、自分の兄貴がカッコイイって言われる方が嬉しいなんて。



「ねーねー! 教えて~」



服を引っ張ってくる大空にどう答えるべきか考える。



素直に答えてやってもいいけど。



ちょっとした意地悪心が顔を出す。



「おまえはどう思う?」



反対に聞き返されると思ってなかった大空は、きょとんとしていた。



それでも、必死に考えだして。



俺が片づけを終える頃になっても、まだ大空は考えていた。



大空の答えを気長に待ちながら、俺の彼女であるアイツのことを思い浮かべる。