「大空~、先に手洗いうがいしろよー」
家に着くと、一目散に父さんがいるキッチンに走って行った大空。
その後を追って俺もダイニングに入る。
「おー。叶真もお帰り」
大空を抱っこして穏やかに笑う父さん。
「ただいま。俺も手伝おうか」
「いや、もうできてるから叶真も手を洗っておいで」
いつも温厚で優しい俺の父さん。
そんな父さんを本気で怒らせたんだから、俺はかなりな暴れ馬だったってことか。
2年前の自分を思い出して苦笑する。
「大空~手、洗いに行くぞ」
父さんに今夜の献立を聞いていた大空を呼び、2人で洗面所へ。

