妹に送りだされて、乃愛をまず連れてきたのは、子供服のショップ。
「ここがあたしを連れてきたかった場所?」
違うけど、ここは乃愛にも選んでもらった方がいいかと思ったんだよな。
「大空の服選んでほしいんだ。
これから暑くなるし、替えもいっぱいるから」
「大空君の? あたしが選んでもいいの?」
そんなのいいに決まってる。
乃愛に選んでもらったって言えば、大空は飛び跳ねて喜ぶだろうから。
「だから連れてきたんだって。
おまえのセンスに任せる」
「え〜? 叶真みたいにオシャレじゃないから、ちょっと不安なんだけど」
「大空に似合わないと思ったら、全力で却下するから安心しろって」
意地悪に笑う俺に負けず嫌いな乃愛は気合いが入ったらしく、店内を見て回る。

