「おまえを連れていきたいところがあるから」
乃愛はきょとんとしながら、でも頷いた。
好きなヤツと両想いになったら、連れて行こうと思ってた場所がある。
乃愛はびっくりするかもしれないけど、きっと喜んでもらえるはずだから。
「迎えに行くから、寝坊するなよ」
「もう、また子供扱いするんだから。
ちゃんと準備して待ってる」
からかったつもりだったのに、乃愛にこんなふうに言われるなんて思ってもみなかった。
コイツの不意打ちって結構効くんだよな。
「ちゃんと妹に可愛くしてもらえよ」
クシャッと乃愛の髪を撫でると、照れた顔をして頷いた。

