「え?」
俺を見上げて聞いてくる大空の言ってることがよくわからなかった。
「お兄ちゃんげんきだして」
大空……。
なんで大空が泣きそうな顔してんだよ。
俺に何があったとかわかってないはずなのに、大空は俺を元気づけるようなことを言ってきた。
こんなに小さいのに、敏感に感じ取ってるのか。
俺が元気ないって。
その場にしゃがみこんで大空に目線を合わせる。
「ありがとな大空。
おまえのお陰でなんか元気でた」
可愛い鼻に指をトントンと乗せて微かに微笑むと、大空が嬉しそうにする。
まさか大空にまで背中押されるなんて。
子供ってほんと不思議な力持ってるよな。

