イジワル彼氏の不器用な素顔




体調が完全に回復した俺を待っていたのは期末テスト。



風邪ひいてたし、今回は散々な結果だろうと思ってたけど、思ったほど悪くはなかった。



俺はよかったんだけど、問題はコイツらで。



「なんで体調悪かった叶真が補習組じゃないんだよ!」



そんなこと言われてもな。



「絶対に世の中おかしい! オレも勉強したのに」



さっきから嘆いてるのは響。



いつも補習なんて受けるヤツじゃないのに、何やってんだコイツ。



「ヒラギもっと笑ってやってよ。

風間のやつ答えは合ってたのに、1教科だけ名前書くの忘れたんだって。

超笑えるでしょ〜!!」



野々村が朝から大笑いしてたのはこれか。



悔しさに不貞腐れる響だけど、コイツがそんなヘマするなんて珍しい。



何考えてたか知らないけど。



「ご愁傷さま」



ポンッと肩に手を置いてやると、がっくりとうな垂れた。



そして、、もうひとり。