イジワル彼氏の不器用な素顔




それからみんなでいちばん大きな部屋を借りてカラオケ大会が始まった。



歌う人もいれば、踊り専門の人もいて、みんなで盛り上がっていた。



あたしは、誘ってもらってここまで来たけど、当然部外者。



だから、バスケ部のみんなが作ってる雰囲気に入り込めずに、部屋の隅でチビチビとジュースを飲みながら過ごしていた。



友達に誘ってもらってきちゃったけど、やっぱり浮いてるよね。



ちょうど飲み物がなくなり、追加してこようとドリンクバーへ。



はぁっと溜め息をついて、何を飲もうかと悩んでいた時。



「何にするの?」



突然話かけられて、迷っていた指が勝手にウーロン茶を選択してしまった。



「あっ!」



ま、間違って押しちゃった。



がっくりしていると、隣から申し訳なさそうな声がしてくる。