ちゃんと周りの人のやってること見てるんだ。
小さいのにエライなぁ、大空君。
自分が子供の時はどうだったかなって考えながら頭を撫でてあげる。
叶真のご飯を作り終えると、テレビを観ていた大空君に声をかけてから部屋に持っていく。
さっきよりちょっとだけ落ち着いた寝息をたてている叶真。
ベッドサイドに持ってきたお粥がのったトレーを置くと、叶真にそっと声をかける。
「叶真、ご飯持ってきたよ」
あたしの声に反応して、叶真がうっすらと目を開けた。
「……大空は?」
「大空君ならご飯食べ終わって、今テレビ観てる」
「そっか。悪かったな……」
体を起こすのも辛そうな叶真を補助してあげながら、座っていても楽なように背中にクッションをあてる。

