イジワル彼氏の不器用な素顔




やっぱり食べてないんだ。



「大空に……なんか食べさせてやって。

俺がこんなだから……昼もまともに食べて……なくて……」



こんな時でも自分のことより大空君のこと心配して。



「わかってる。大空君のことはあたしに任せて、叶真はご飯できるまで寝てて。

ちゃんと食べなきゃ治るものも治らないよ?」



「……なんか、母親みてぇ……」



ははっと小さな笑いを漏らす叶真にちょっと安心する。



「体調悪くてもそれだけ軽口叩けるなら大丈夫そうだね。

じゃ、キッチン借りるから」



キッチンに戻ってくると、大空君が心配そうにあたしを見ていた。



大丈夫と笑いかけると、大空君は可愛らしい笑顔をあたしに見せてくれた。