「大空君はもう風邪は大丈夫なの?」
「まだコホコホするけどだいじょうぶ」
咳がまだ出るってことか。
「お父さんが今日はようちえん休みなさいって」
「お父さんはお仕事?」
「うん。ねぇ、お兄ちゃんなおる?」
不安そうに大きな目に涙を溜めて聞いてくる大空君。
お父さんも仕事でいなくて、熱で倒れてる叶真と2人でいたら不安になるの当然だよね。
大空君を落ち着かせるために、そっと抱きしめて背中をトントンとしてあげる。
「心配しなくていいよ。
お兄ちゃんの風邪はちゃんと治るから。
大空君もお腹すいてるよね? 今からご飯作るから遊んで待っててね」
「ご飯! わーい!」
大空君の頭を撫でてから立ち上がると、誰もいないキッチンに足を踏み入れる。
「勝手に使っちゃって大丈夫かな」
一応、叶真に確認しようと思い、部屋に行くついでにアイスノンを持っていく。

