イジワル彼氏の不器用な素顔




「……弱ってるとこなんて、見せたくねぇよ」



熱があるせいなのか、いつもより弱ってる叶真の声。



それに胸の奥がきゅっと締め付けられる。



「今さらどんな叶真を見たって驚かない。

それに、あたしはそんな軟じゃないから風邪なんてひかないんだから」



体にあんまり力が入らない叶真が、あたしに体重をかけてくる。



「もう、ちゃんとつかまってよ。熱あるんでしょ?」



叶真の腕から抜け出して、自分の肩に叶真の腕を回す。



こんな状態で帰れるわけないじゃない。