イジワル彼氏の不器用な素顔




「……おにいちゃーん……」



響とテスト勉強していたら、大空の呼ぶ声が聞こえた。



部屋のドアを開けると、目を擦りながら大空が起きてきた。



「大空、起きたのか」



大空の額に手を当てると、まだ微熱があった。



「のどがかわいた……」



大空を抱っこしてベッドに座らせると、置いてあったポカリをコップに入れて大空に渡す。



「なんか食べるか?」



熱のせいで喉が渇いてた大空は、ポカリを一気に飲み干してコクンと頷く。



「あ、オレがゼリー買ってきたから食べる?

大空もこれなら食べれるよね?」



響が腰をあげて大空にゼリーを手渡す。



「ひーくんだっ」



響の存在に気付いた大空は、ダルそうにしながらも笑顔を見せる。