イジワル彼氏の不器用な素顔




「おまえ、やるじゃん。

優勝賞品狙いなわけ?」



夏帆のやる気を優勝狙いだと思ってる叶真。



「そんなわけあるかっ。

誰があんたなんかのキスで喜ぶかっての。

見てなさい! 勝つのは私よ」



なんか同じチームなのに、競り合ってる気がするのはあたしだけ?



戦いの趣旨が違ってきている夏帆に微妙な気持ちになりながら、あたしは最後まで楽しむっていうことができなかった。



そして、チーム戦の結果。



「なんであなたみたいな人が優勝するわけ!?」



怒り心頭と言ったご様子のリーダー格の子。



ワナワナと体を震わせて、夏帆に大声で文句を飛ばす。



「あらぁ、残念だったのねぇ~。

言いだしっぺのくせに勝てなかったなんて」