「風間……あんた、柊の株あげようとしてんじゃないでしょうね?
そんなこと吹き込まれたって誰が信じるもんですか」
さすが夏帆。
こんな言葉じゃ騙されるわけがないよね。
あたしは惚れた弱みってわけじゃないけど、風間君が言ったことがもし本当なら、叶真のこと……信じてみようかな。
「憎たらしい奴だよ、ヒラギは。
イケメンで頭はいいわ運動神経はいいわでおまけにボーリングも上手いって何なの!?
あいつに欠点はないのか」
さっきから連続でストライクやスペアを叩きだしてる叶真が気に入らないらしく、いつの間にか欠点探ししだした夏帆。
嫌いなのは知ってたけど、これはあたしよりも嫌いの度合いが重度だよね。
そんなことを思ってると、あたしの番が回ってきて、最初は2本だけ倒れて、2投目は3本倒れただけの超微妙な結果。
あたしの次の夏帆は、叶真への怒りからか見事にストライクを叩きだし、叶真に敵意剥き出し。

