イジワル彼氏の不器用な素顔




「すっかり話こんじゃってごめんね」



「ううん、大丈夫だよ」



お茶をして帰るつもりが、風間君の恋の悩みについて相談に乗ってたらすっかり遅くなってしまった。



「家の人怒ってない?」



「うん、妹に連絡入れといたから大丈夫」



「そっか。送ってあげたかったけど、叶真にその役目取られちゃったしね」



ちょっと残念そうにする風間君に微かな笑みを返す。



すっかり話こんでしまったあたし達は、叶真のバイトが終わる時間まで居座ってしまった。



今日は20時上がりの叶真は一緒に帰るから待ってろって、さっき更衣室に着替えに行った。



ひとりで待ってるからいいって言ったんだけど、風間君は叶真が来るまで付き合うと言ってくれた。



待ってる間に風間君と他愛ない話をしていた時だった。