イジワル彼氏の不器用な素顔




「一緒に友達として過ごせたこと楽しかった。

友達って思ってたの私だけみたいだったけど、それでも楽しかったよ。

今までありがとね」



それだけ言うと、あたしの手を取って叶真達のところへ戻っていく村瀬さん。



掴まれた手は少し震えていて、緊張があたしにも伝わってくる。



余計なことしちゃったかなって思ったけど、小さな声で「ありがとう」と言ってくれたことが何だかちょっと嬉しかった。



同じクラスになって出会い方は最悪だったけど、やっぱり新しい仲間が増えるっていうのは、なんか嬉しいよね。