イジワル彼氏の不器用な素顔




「いつまでもグチグチうるさいのよ、あんた達」



ガヤガヤしてた教室が一気に静かになる。



「自分達から村瀬さんのこと無視しておいて、今度はヤキモチ?

叶真と仲良く話すことができなくなったからって、全部村瀬さんのせいにしてんじゃないわよ」



「何あんた! 変な言いがかりやめてよ」



「言いがかり? よく言うよね。

村瀬さんのこと利用してたのに、何が友達よ。

本気で信じてた村瀬さんに謝ったらどうなの」



声を荒げることはせず、なるべく感情は抑えたつもり。



あたしまで怒って大きな声出したら負けるから。



さっきまであれだけ威勢がよかった3人は急に黙り込んでしまった。



クラスの子達がヒソヒソと噂をする中、あたしの隣に村瀬さんが来た。